都合二回目の一巻出版ですね。何があったんだろう？前は週刊少年マガジン時代(今は月刊アフタヌーンで連載)の総決算ということで出たのですが。
ヴァイキングが全盛を誇っていた時代、つまり北欧のデーン人がイングランドにどかどか攻め込んでいた時代をベースにした架空のお話です。
主人公のトルフィンはなぜか親の敵のアシェラッドの配下で海賊行為に手を貸します。ひとえに「褒章としてアシェラッドとの決闘をする」ため。勇敢な戦士の子であるトルフィンは一対一の正々堂々とした決闘で倒すのを生きがいとしています。そのため、アシェラッドから離れるわけにはいかない。
アシェラッドもその辺よーくわかっていて、ものすごく都合よくトルフィンを危険な任務につけています。それでも成功させているのは父親譲りの能力の高さか。アシェラッドもその点はかなり信用しているように見受けられます。
一巻は一仕事終わって、アシェラッドのおじの所にいる奴隷に過去語りをはじめ、脱走兵だったトルフィンの父親(相当強い戦士だったらしい)のところに招集がかかるところまで。連載も読んでいるのですが、どこに行くのかかなりわくわくです。
それから…巻末のがんばれユルヴァちゃんという書き下ろしがすごいいけてます。この娘と息子はなんつーか…強すぎです。
aisbn:4063144232ヴィンランド・サガ 1 (1)
