ヴィンランド・サガ9巻
復讐者として生きてきた人が復讐の対象を突然取り上げられるとどうなるという見本ですね…。
どういう経緯か、奴隷として売られてしまったトルフィン。奴隷は勝った人の所有物、何しようが勝手…ということで、農場の若旦那の度胸付けのいけにえにされそうになるものの、戦士の本能がギリギリのところで出てきますね。やはり長年しみついた戦闘の習性は抜けないんですね。
からまれたところを助けられた護衛団の頭の蛇、アシェラッドと同等…というトルフィンの判断ですが、これからこの農場を耕して終わるわけではなし、デンマークの兵がやってきて転機が訪れる…とかになるんでしょうか?
クヌートがどういう王になるかという面も合わせて楽しみです。