マスターキートン完全版10巻
この巻はほとんどキートンの探偵能力炸裂ですね。とはいえ、「御婦人たちの事件」では女心がわからないキートンがおばさん探偵に一本取られてほほえましい。まぁこれがわかっていたら離婚なんてしなかったのかも。
「寄り道」。チャウシェスクに関連した話ですか。そういえば当時はチャウシェスクが失脚してタイムリーな話題でした。今は記憶も薄れてきたけど。
「神の愛でし村」こういう話は日本でも田舎のほうに行くと昔あったと聞いたことがあるようなないような。犯罪者だけど地域には恩人。その恩人の追っ手はたとえどんなものであろうと(権力者や司法であろうと)許さないという断固とした信念を村のみんなが共有しているってすごいな…。
ちょっぴりほろ苦いエピソードが集まった10巻ですね。