ビブリア古書堂の
書籍版が出てから一か月ちょっと、やっと電子書籍版がKindleにやってきたので、買うことができました。アフタヌーンKCからも出ていますが、角川さんから出ている絵柄のほうが好みです。
前回来店した品のいいおばさんを突然「なにすんだ」と捕まえたちょっと柄のよくないおっちゃん。実はおばさんのほうが万引き(しかも常習犯)で、おっちゃんのほうがセドリ(中古書籍の転売)で生計を立てている住所不定の親切なおっちゃん。
そのおっちゃんが持ち込んだ不思議な事件が今回の発端。相変わらず栞子さんが、安楽椅子探偵ぶりを発揮します。それにしても、女子高生がなぜ本を持ち去らなければならなかったのか、持ち去られた「落穂拾ひ・聖アンデルセン」であることが話に深みが出てきますね。
二巻の引きは論理学入門。持ち込んだ人はどうやら過去に法を犯して収監されていた人らしい。四十年も持っていた本をなぜ今頃売ろうとしているのか、この本そのものに理由がありそうですね。次も楽しみです。
一か月遅れくらいならギリギリ我慢できるかなー?