王様の仕立て屋 3 ~サルトリア・ナポレターナ~
まだまだ続くナポリの若手の革新派と老練な旧守派の争い。
新旧争っているならばトンビに油揚げかっさらわせろとばかり、成長著しい中国から札束で職人を引き抜きにかかって、これじゃ見てられないとカモッラまで出てきそうになる始末。
しかし、そこはそれ、物騒なナポリを多額の現金持って歩いていたら手首ごと切り落とされて持っていかれちゃうのもまたナポリ?こうして平和的に(?)中国の干渉を退けたけども、問題は何一つ解決してなくて、ましてや中国で職にあぶれたナポリの職人を何とかするべと手を差し伸べたら互助会の予算は全ぶぱぁ。
伯爵に泣きついて、職人の将来性を見せることで篤志家に寄付を募り、学校を作って有能な職人育てるんですよーとアピールするも、選ばれた若手がちょっとジョジョの世界に出てきそうな、カモッラにあこがれるとっぽいあんちゃん。
そこにまたフランスのリヴァル先生がおもしろくいじられキャラで登場してまぁいつものドタバタだけど、収まるところに…収まってないね。あの兄弟子さんはあれだけあちこちに恨みを買いまくりでどうやって生きていけるんだというか、実際に捕まったらおとなしく、頭の上がらない人もいるようだけど。
ナポリの派閥争いも一段落して、四巻どうなることかというか、掲載紙がコロコロ二転三転して、集英社大丈夫か。これも旧作含めて一気に電子書籍化されましたね。まとうかなぁと思ったけど…この三巻がいつ電子書籍化されるか見極めてから考えますというか、同時発売してよ(涙)。