銀の匙 Silver Spoon 8巻
今回は○○重い話ですね…。自営業に限らないけれど、ふとしたことで経営が成り立たなくなって、離農してしまう駒場一家。好きな野球もあきらめて学校もやめ、働く駒場。二人の妹はせめて大学までやりたいとしんみりしてしまう話です。
売られていく牛たちも人間を信用しているかららしく、すんなり運搬車にのせられるし。そして牛舎を片付けた八軒と御影たちが飲む最後の牛乳。
これを受けてエゾノーでも借金話題が勃発。確かに春先に事業拡大のために借金→秋口に収入があったので、返すというサイクルだと、うまく回っている間はいいですが、何らかの天変地異、家庭の事情で変わってしまうこともあり得るわけですしね。
そして、駒場一家の連帯保証人になっている御影家にも影響が。少なくとも個人レベルでは連帯保証人にはなるもんじゃないですよ、ほんとに。不採算だった馬を売って、多少まとまったお金が入るかもしれないけれど、アキは家を継ぐよりも馬の道に進みたいと。
今まで農家の子供～というだけでゆるゆる推薦の学業おろそかというレベルじゃないくらいでやってきたアキだけど、大学進むならさすがにそうはいかないってことで、面倒見のいい人八軒が下心もありつつ、勉強みることに。しかし、これが興味ないことはさっぱり覚えないアキのために大好きな馬に絡めて教えるとまぁ覚える覚える。
やっぱり人間興味あること好きなことやると違いますね。もちろん割り切るって考えもあるのでしょうけど、さすがにそれだけじゃ続かない。さて、アキの学力は受験するまでの二年ほどでどこまで上がるんでしょう？八軒にこれ以上の秘策はあるのか！ということで、まだまだ続きそうです。
しかし、荒川先生、アルスラーンまで始めて大丈夫でしょうか…。ちらっと表紙を見るとずいぶんイメージと違う感じ。
