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kkamegawaの購入記録

漫画、小説、映画や買ったものの記録をつらつらしていきます。昔は一部技術情報もありました…

海賊と呼ばれた男4巻

店主国岡の回想シリーズ。なぜ国岡が「海賊」と呼ばれるようになったかという話の核心。

国岡は神戸高商(今の神戸大学経済学部)を卒業後、当時順調に成長していた鈴木商店に入ろうと思っていたものの手違いで合格通知が遅れたため、国岡は店主含めて三人という酒井商店に入社。ちなみによく知られている通り、鈴木商店はその後第一次世界大戦で大もうけした後、1927年には破綻してしまいます。もしも国岡が入社していたら高畑のように分社して再出発したか、金子に最後まで反対して救ったか…興味は尽きません。

酒井商店では小麦を扱い、人が目を付けていない方法でもうけを出して成長させたものの、連絡を取っていなかった家族が商売の失敗で離散していたことを知り、衝撃を受ける。経済的に安定するには独立するしかない(というのは当時のメンタリティなんでしょうか)と考えたものの、そんな資金もなく途方に暮れていると、恩人の日田が神戸にある別宅を打ってそのお金の大部分をあげるという。

投資ではなくあげる。それも家族が一つになって暮らすことが条件。心意気がジーンと感じるシーンです。

小麦を神戸で扱っては恩義のある酒井商店のシェアを食い合うことになるので、故郷の門司で油を扱うことに。当時車は全国で200台もなかったけど、これから伸びると踏んだところはすごい先見の明。しかし外国の油が席巻していて苦労するものの、粘り強く交渉&新しい油を作りだして受け入れてもらえるようになったものの、販売エリアの都合で売れない。

そこで編み出した奇策が「海の上で売る」。手漕ぎの船に油を乗せて、漁船相手に売りまくった…ここに「海賊・国岡」の誕生。当時の石油卸もいろいろな思惑はあったのでしょうが、最終的に黙認したところとか、それぞれみんな少しずつ助けてくれて成長していっているんですねぇ。もちろん自身の努力も大きかったでしょうが、助力がなければこのスタートラインにもつけていないわけですし。

海賊とよばれた男(4) (イブニングKC)

海賊とよばれた男(4) (イブニングKC)

海賊とよばれた男(4)

海賊とよばれた男(4)