kkamegawaの購入記録

漫画、小説、映画や買ったものの記録をつらつらしていきます。昔は一部技術情報もありました…

王様の仕立て屋 ~フィオリ・ディ・ジラソーレ~2巻

今回は日本人には避けて通れない問題(?)の白シャツについて。日本人がスーツ着るときは白シャツが多いわけですが、欧米では白シャツはフォーマルな席とか、公式の場に出るときくらい特別なもの、らしい。作中では黒靴にも触れていますが、今は黒靴は特に若い人では少なくなってきましたかね。

そんな日本人がよく着ている白シャツをネタにして、それを普段着に使ってみろということで、それぞれ話が転がされるわけですけど、ここまでして無理にやらなくてもという感じはしますね(^^;。話のネタに、というくらいでしょうか。

巻末のおまけ掻き下ろしの参考マンガのほうが参考になりそうな。青みがかったシャツは確かによく着るけど、日本人の目の影響もあるのかなぁ、とはおもいます。ネクタイ絞めるのが甘くて、第一ボタンが見えてしまうのがみっともないというのは確かにその通り。私もあのネクタイ寄れているやつ好きじゃないんですよね。若い人はともかく、上の年代の方に多いような気がします。

別に気張る必要はないけど、ほんのちょっとしたことで全然違う印象に見えるので気を付けたいですね。

最後のレストラン 9巻

今回も非常に笑えるというか、考えさせられる内容が多かったですね。本編もそうですが、話の終わりにある作者が調べた人となりと作者の感想の補足がいろいろ勉強になります。キング牧師の話とか。真田ブームに乗って?雪村が二度目の登場して、赤備えの話も出てますね。

意外と持ててる凌に対して聖女ジャンヌはどう出る?また、博覧強記すべての言語に通じる前田さんが自分がなぜ?と思い始めていろいろバックグラウンドの話が回ってきそうです。単にマンガの設定だけの話かと思っていたのに、裏があったの?

最後のレストラン 9巻 (バンチコミックス)

最後のレストラン 9巻 (バンチコミックス)

最後のレストラン 9 (BUNCH COMICS)

最後のレストラン 9 (BUNCH COMICS)

ふしぎの国のバード3巻

会津道を抜けて、船で新潟到着。田舎の暮らしを目の当たりにして、不思議がるバード。それもこれも10年前の戊辰戦争が原因だと。馬子の与兵衛さん親切すぎるだろうと思うんですが。

越州のあたりに多くの菓子屋見つけて甘いものに目がない通訳兼ガイドの伊藤は食べ歩きまくり。バードもあきれるほど。確かに海外にそんなに菓子屋はないというか、そもそもいわゆる意匠を凝らしたお菓子って見ないんですよね。おかげでお土産に困る困る。ほんとチョコくらいしか買うものがない。なんでなんでしょうかね。

食事は粗末なものが多く、そもそも足で捏ねたそばなんか受け入れられないというので切れてしまったバード。伊藤は料理もうまい。ほんとに何でもできるな。

満足して、安心したのもつかの間、初めての船旅はいろいろ戸惑うことだらけ。乗客が集まり次第ということで、予定より早く出立。船乗りは大自然に直結していることもあり、どこでもたいてい迷信深いものだけど、ここでも面白い迷信がいろいろ紹介されてます。人が横切ったときに運んでいる水は捨てなくてはならないとか、どこから出てきたんだという話がいくつも。

新潟では知り合いの宣教師のところに泊まるというので、淑女らしい身だしなみしていないと焦るバード。今更…。特にこの時代なので、まだスカート丈は長く、くるぶしを出すことすら恥ずかしいという。日本でも身分の高い人たちはそんな感じだったようですが、こういうのは洋の東西問わないんですかね。

宣教師は日本では迷信からか、民間から忌み嫌われる存在ということで、苦労している様子。娘のルースの健気さにちょっとほっこり。

そして伊藤は前の雇い主(ただし、一時離れているだけ)からの督促が来ている様子だけど、バードのほうが条件がいいので、戻る気はない模様。しかし、彼のほうもせっかく育てた有能なガイドを手放すつもりはないようで、順風満帆と思われたバードの旅にも暗雲が立ち込める3巻でしたね。

ふしぎの国のバード 3巻<ふしぎの国のバード> (ビームコミックス(ハルタ))

ふしぎの国のバード 3巻<ふしぎの国のバード> (ビームコミックス(ハルタ))

ふしぎの国のバード 3巻 (ビームコミックス)

ふしぎの国のバード 3巻 (ビームコミックス)

食戟のソーマ 22巻

いよいよ始まる葉山アキラとの決戦。アキラは搦手から研究所を奪われ、維持させせるために薊政権に服従を誓って、その第一の仕事が反逆者たちを不合格にすること。

熊肉の臭みを出さないようにということが第一のハードルのようだけど、ちゃんとした手際でやれば臭みというものが出ることはなく、悪いのは料理人の腕ということだそうで。

で、猟師にクマの生態を教えてもらい、いろいろひらめいたことがある模様。

二人がたどり着いたのは熊のにおいを凝縮させる揚げ物。臭いにおいが凝縮される一品になるか、この上ない一品になるかのさながら、インファイト。肉の扱いではアキラに一日の長があるようだけど、ソースは選抜の時の意趣返しでアキラの手法を取り入れたソーマのメンチカツに料理人の顔を見たと。

対するアキラはこの料理に何を込めてだれのために作っていたのか、見えなくなって、その辺が勝負の差になりそうな感じ。ソーマは負けてよかった、と自分で回想しているけど、こういうのを主人公が述懐しているのも成長タイプの主人公の王道って感じですね。

食戟のソーマ 22 (ジャンプコミックス)

食戟のソーマ 22 (ジャンプコミックス)

食戟のソーマ 22 (ジャンプコミックスDIGITAL)

食戟のソーマ 22 (ジャンプコミックスDIGITAL)

コウノドリ 16巻

今回は帝王切開した妊婦さんが自然分娩するVBAC。ただ、そのリスクは子宮破裂するかどうかというほぼ一点らしい。そしてそのリスクは妊婦さんが丸抱え。結局妊婦さんは帝王切開になったけど、やっぱり出産は家族の協力ないとどうしようもないですね。旦那さんが協力的じゃないから、一人で面倒みなきゃと思って、VBACを選択したけど…旦那さんが心変わりして、めでたしめでたし?

胎動はうれしい反面、なくなると焦りますね。これも子供の状態で千差万別だそうですが。おなかの中で排尿、しゃっくりなんでもするらしいので、それが勘違いの元だそうで。

子宮にできるできもの、子宮筋腫。身近では起きなかったのですが、結構起きるもので、すぐさま命に別状はないというものの、やっぱりなんだこれとか思いますよねぇ…。

妊婦さんの症状は千差万別。本当にいろんな症状が起きるものです。そして、300日ルールとか、女性は離婚後半年は再婚できないとか明治時代に作られた法律(十月十日時代の周産期がなかったころの話)に縛られるというのも大変だな、と(今は法改正されているそうです)。

コウノドリ(16) (モーニングコミックス)

コウノドリ(16) (モーニングコミックス)

コウノドリ(16) (モーニング KC)

コウノドリ(16) (モーニング KC)

ゴールデンカムイ9巻

土方、第七師団、杉元の三つ巴もいい感じに混乱してきましたね。ここで土方と杉本がすっとぼけ白石を鎹に、一時的に手を組んで、第七師団がばらまいている偽物刺青人皮を判別するために偽札作りに長けた犯罪者を捉えようとするものの、肝心の贋作者は死んだという話。

しかし、途中で立ち寄ったアイヌの村に実は生きていて、その村を乗っ取っていた(そして強制的に協力させられていた)一団を救うついでに贋作者もゲット。

しかし、目指す相手は監獄の中ということで忘れられていた脱獄王白石の(あっさりした、しかも理由が馬鹿馬鹿しい)誕生秘話がなんとも意外というか、こいつらしいというか。

アイヌグルメはちょっとおとなしめでしたね。こちらもやや残念?

ゴールデンカムイ 9 (ヤングジャンプコミックス)

ゴールデンカムイ 9 (ヤングジャンプコミックス)

ゴールデンカムイ 9 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ゴールデンカムイ 9 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

海賊と呼ばれた男 10巻

最後は駆け足みたいな感じでしたが、イランの石油が最後の山場みたいな感じだったから、これできれいな終わり方なんでしょうね。オリンピックとか高度経済成長期の話とかもあってもよさそうな感じでしたが。

イランの石油も購入できて、裁判にも勝ち、民間レベルで友好な関係を結んだと思いきや、敗れたイギリスは裏からイランのクーデターを画策した…のかどうかは知りませんが、輸入に関しては黙認していたアメリカも石油メジャーの思惑で結局当時のモサッデク首相の政権が落とされ、元の木阿弥になった…と思いきや。

起死回生の一手として、メジャーの一つから原油を調達、製油所も稼働を開始して順風満帆一区切りという…加速した流れでした。モデルとなった出光佐三氏の波乱にとんだ人生がドラマチックに書かれいたように思います。

実写映画ももうすぐなんですね。話的に全部できるかな…一応頑張ればできそうな気はする。

海賊とよばれた男(10)<完> (イブニングKC)

海賊とよばれた男(10)<完> (イブニングKC)

海賊とよばれた男(10) (イブニングコミックス)

海賊とよばれた男(10) (イブニングコミックス)