kkamegawaの購入記録

漫画、小説、映画や買ったものの記録をつらつらしていきます。昔は一部技術情報もありました…

re:Tigerの思い出とコミュニケーションの不可能性について

 Tigerですか。懐かしいですね。というよりも古川さんのblogに「いまだに横須賀ケーブルテレビにて動いている」という記述を見たときは本当に驚きました。Tigerは実験で終わったプロジェクトかと思っていましたので。  今microsoftのサイトをぐぐってみると、Windows Media TechnologiesのところでちゃんとTigerの記述があるんですね。  当時といえば、CPUは Classic Pentium が最先端で、MPEG-1がかろうじてソフトデコードできる時代です(MPEG-2がソフトデコードできるようになったのは、Pentium IIくらいからかな)。そこで、ハードウェアで再生支援するボードがいくつか出荷されていました。  私は当時MPEG-2関係のお仕事の手伝いをしていましたが、Microsoftが"Tiger"なるVODシステム(と当時は聞いたのですよ)を計画している...という話を雑誌で読んだか、聞いたかしたことがあります。VODか~HDDがどれくらいいるんだろう?というくらいしか思っていませんでした(笑)。  で、Tigerは後半部分へのふりとして、重要なのは後半の「コミュニケーションの不可能性」について。私も友人や会社の人と話すと、似たようなシチュエーションはたまに出くわします。何かについて話題を振ると「そんなのだめだよー」と言って、それ以降その話題の会話が成立しない。  ほんとうはふった話題はつかみで、その後の話の展開があるかもしれないのに、一方的に打ち切られてしまうと、本来やりたかった(あるいは発展して意図していなかった方向の)話題をするチャンスすらなくなってしまう。これは結構悲しいかなと。お互いの知が発展する機会が失われる訳ですし。  さらに言えば、ほんとうにだめかどうか、判断するのはものすごく難しいと考えています。しかし、ある機能を要求している顧客が居て、その人がやりたいことの最重要項目がかけていれば「だめだ」と(エンドユーザに)言われるのは仕方ないかなと思います。  が、中にはほんのささいな、あるいは何千枚もある中でたった一枚だけある逆鱗に触れたために「だめだだめだだめだ!」と言われてしまうかもしれません。もちろん、たった一つの利点のために、ほかの欠点に目をつぶるという点...はエンドユーザからはあまり聞かないかな。  私なんかだったら、「あーこれだめだけど、この機能(あるいは値段)には代え難いからまぁいいか」ですませちゃうんですけどね。たった一つのあばたで全否定はしたくない(常にいいところ探しをしてみたい)と思っているのですが、それやりすぎると改善すべき点が見えにくくなるという危険性もある(実際今の私はそうかもしれない)。  なんか結局何が言いたいのか...自分でもまとまっていない...けど、常に相手の話には耳を傾けるようにしたいと言うことで。