kkamegawaの購入記録

漫画、小説、映画や買ったものの記録をつらつらしていきます。昔は一部技術情報もありました…

チェーザレ 破壊の創造者8巻

スペインのあるイベリア半島からやっとムスリムを追い出し(レコンキスタ)て、真のキリスト教国になったと喜ぶスペイン出身のチェーザレや父親たち。 それを祝って1492年から各地で祝賀会が行われるのですが、メディチ大司教リアーリオと同盟を結び、息子も枢機卿になれそうだとようやく安心するものの、ロレンツォ・メディチの体調が思わしくないことも手伝い、14年前、パツッィ一族に襲撃された事件を思い出し、まだまだ安泰とはいかない模様。 そんな14年前の回想と絡めて現在の事態が推移します。14年前の世界情勢というか、ヨーロッパ史がしばしば出てくるので、バックグラウンドがないとつらいかもしれませんけど、巻末の解説と一緒に読むとよくわかりますというか、私も解説を読んでおおと納得できました。 漫画ではパッツィ一族がロレンツオを襲撃したとありますが、実は違うのではないか?という話とその根拠も書かれていて非常に興味深いです。こういう漫画が出てくるのは日本の漫画のいいところですね。