三月のライオン 6巻
今回も重い話ばかりです。人生背負って棋士、学生やってます。
坊は病気と付き合い、ひなちゃんはいじめと真剣に向き合い、永世新人王にかける山崎もこの巻には載ってないけど、意気込みがあるようです。
三月のライオンは連載開始当初はちょっとひねた少年が素質を存分に生かして、多少挫折を味わいながらも周りの人に支えられて、名人(もしくはなんらかのタイトル)を取る話…だと思っていました。ところが、4,5巻のあたりから脇役を支えるじゃないけど、わきの人と主人公のかかわり、わきの人にもちゃんと人生があり、悩み苦しんでいるさまがすごく深くかかれていて、新鮮と言ったらあれですけど、これが本当にやりたいことなのかと思います。
桐山はその手助けではないけど、将棋以外何もできない高校生の桐山として何ができるのか、もがいている描写が印象的です。
話の間の解説、今回は盤面の解説はなかったけど、千日手の解説は興味深かったです。プロでもというか、プロだからか、意外とあるものなのですか…へぇ…。囲碁の場合はほとんどないとか。