キートンの超人ぶりの第七巻(まぁいつも同じですが)。探偵、軍人、救出者、考古学者としての
キートンの話がそれぞれ詰まっています。個人的に好きなのは「祈りの
タペストリー」です。
古城を売りに来た業突く張りのおじいちゃんが
キートンに
祇園祭を案内してもらうついでに自分の祖先のルーツを正しく思いだす…こんなしんみりした話がいいですね。殺伐とした話もいいんですけどどうも(^^;。
この話の連載当時はまだバブルがあったころで、日本の不動産屋がヨーロッパの古城を買うという話はありふれたものだったと記憶しています。今ではとてもとても…かもしれませんけどね。そういう視線で見ると
キートン面白いです。