マスターキートン完全版12巻
長かったマスターキートン完全版も最終巻ですね。ほぼ一年ですか。
今回はほとんど学者として進み始めるキートンの話し事実上二話ですね。最初に日本の大学に持ち込むも、封建的な体制、論文の内容よりも付き合いが求められる、そして派閥の論文を教授が掠め取るといった感じ。現実にあるんでしょうかね…一つや二つはあってもおかしくなさそうですが。
恩師ユーリー教授の訃報に接して日本の学界に嫌気がさし、海外の大学に活路を見出すも、ユーリー教授の形見からいつものオプの仕事でユーゴスラビアのあたりに行ってみると、これまたトラブルが。ほんとうにトラブル好きですねぇ。しかも今度はちょっとしゃれにならないトラブル。
ユーゴスラビアの密輸中古車販売からなんとチャウシェスクの隠し資産とそれに群がる秘密組織がなんと警察と政治家。あらあらあらあら。
いつもは相手を無力化するキートンですが、今度はプロがバリバリの殺る気でかかってきます。しかし銃が打てないキートン。絶体絶命のピンチがっ！
最後はもちろんハッピーエンド。こうして20年後(?)の新作につながって新作も一巻がもうそろそろ出るんでしょうかね。これも楽しみです。
