kkamegawaの購入記録

漫画、小説、映画や買ったものの記録をつらつらしていきます。昔は一部技術情報もありました…

軍靴のバルツァー4巻

戦争まっしぐらなヴァイセン。同盟を結んでいるバーゼルランドからもう一歩先に進むための交渉を、ということで、派遣されているバルツァーに王族の弱みなり、交渉できる握って交渉の席に着くようにさせるというのが一つ前の巻。 第二王子はバルツァーを割と気に入ったのか、個人的にヴァイセンを裏切って自分につけと持ち掛けるものの、理性でお断り。生粋の軍人だとまぁそうですよねぇ。ここで政治家のほうに天秤が傾いていると、コロッと乗りそうだけど。 それでも非公式会談をセッティングするということで、ヴァイセンに出向くも、首都でやんごとない事情が起きたから高級リゾートで一週間軟禁(同然)ね♪というところで、王子様怒り心頭。実際には三日後に参謀総長は来たものの、その三日の間に別の国と戦争が始まってしまい、それを隠して王子に「同盟国が戦争になったら武力派遣する」という約束を取り付けてしまう。 いやぁ、大人って汚いね(棒)。 もちろん情報を一切シャットアウトされていた王子は知る由もなく、サインした後で戦争状態になっていることを知ってしまう。ここら辺、ごねたり、これはxx日五に有効となるとかしていればいいのかもしれないけど、良くも悪くも専制君主制。 デモ第二王子が使える軍というのはちまちま育てている(バルツァーが講師をしている)士官学校程度。名目だけいればいいということで、選抜される六人のひよっこ。いやな一人はたばこの煮汁を飲んで徴兵逃れしようとしているけど、そんなの飲んだら死ぬって(^^;。 士官ということでバーゼルランドからの義勇兵200人を四人がそれぞれ率いる、ということになったけど、新人のしかも子供のような年齢の士官に従うのはなかなか難しい。特に最初から鉄道トラブルで屋根のあるところでできれば寝具と食事をあてがって休ませなくてはならない。近場は全部ヴァイセンが徴発済み。 経験も土地勘もないバーゼルランドの士官たちは同じくヴァイセンの士官候補生に助け舟をもらうものの、彼らの仕事は経験を積むだけではないようですね。この先どう転がるか? 後方でのんびり~のはずが、一転、戦争相手がその後方の近くに侵攻してきた。後方でぬくぬくする癖が染みついている老大尉は若い左官のバルツァーのいうことなんか聞きはしない。そして案の定…。結局指揮権をもらって、さて、安全な地域で王族の護衛のはずが、難しい撤退戦をやる羽目になった五巻はどうなることやら?