病理医岸先生の所見の第二巻。相変わらずの岸先生。せっかく同じ意見の先生が見つかったかと思えばとんでもないxxな人で、結局見放されてしまって、逆に弱みを握られるという…。
アルコール好きの時計技師がどうにかして飲むためにメチルアルコールを混ぜていた人の話。救命からアルコール中毒と診断されたものの、どうにも合わない。よくよく調べてみたら違っていたという…。
医者は診断のために30秒、何も聞かずに患者のいうことにじっと耳を傾けなくてはならない、というルールがあるものの、やはり慣れてしまうとそれも守られない。これは医者に限らずどの世界でもありがちですね。思い込みから「こうだろう」と思いこんでしまうんですよね。
女性が子宮がんではないか、と疑っていたけどどうにも診断がつかない話。さすがの岸先生も悩んで、かつての指導教官にまで相談を持ち掛けるくらい。しかし、二人で診断したら責任が分散されてしまってよくない、というポリシーで否定する根拠はない、というだけ。
こういうのはトラブル診断でもそうですが、最終決定に責任を持つというのはなかなか胃が痛いことです。
ブイブイ言わせる岸先生が今後どうなるのか、有名医大をなんでスピンアウトしたのか、興味は尽きない第二巻。
- 作者: 恵三朗,草水敏
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