4巻では闘士の顔見世だけでしたが、今回は順当に一回戦を全部消化ですね。皇帝の権力のみで集められたかと思いきや、それぞれの闘士にそれぞれ秘めたる思いがあるわけですね。
ユダヤの威信をとり戻すべく戦う闘士。隊商の雇われ闘士ではいつ捨てられるかわからないから、一から出直しして使う側になろうとする闘士。オリンピアはじめ主な闘技会で四冠を達成したものの、勝利の喜びをさらに味わうため、さらに難関に挑む闘士。井戸が枯れてしまい、水源を掘る資金と技術者を提供してもらうという村のため、家族のため。惚れた女のため。
それぞれの思惑がぶつかり合うものの、一回戦は順当というか、割とあっさりと決まる試合が多い。最終戦のムタンガは暴力の才能だけで生きてきた凶悪犯罪者赤ひげとの戦いの始まり。
狩りと違って獲物は逃げないと慎重に事を運び出すムタンガ。粗野vs狩人の戦いは…また一年か二年後くらいですかねー。
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