産科の開業医の息子ゴローくんの研修生活下巻です。産科として生きていくのをちょっと悩んでいるところに、妊婦さんが突然の心肺停止。AEDが傍にあったおかげで事なきを得たけど、妊婦さんにもAED使えるんですね。
妊婦さんに使えるもの使えないもの、妊娠中に使える薬、使えない薬色々あって悩ましい。AEDの場合はダメならダメでちゃんと教えてくれるとのことなので、あとは使う意志だけというのはちょっとグッと来るセリフです。しかしそんなJr君も経験を積んだ先輩医師たちの中ではまだまだひよっこ。
この妊婦さん、実は遺伝的に心臓が突発的に停止してしまう病気持ちで、病院の中でまた心肺停止に陥ってしまう。週数もいい加減来ているので、出産と同時に母体を救う産科の医師にしかできない手術ってのもあるんですね。初めて聞きました。そして未熟児には必ず眼科の診察が必要ということも初耳。30週前とかで出た子供はまだ目が発達していないので、多くの場合は成長とともに目も問題ないが、眼底検査までやらないといけないんですねぇ。
しかし、新生児を見ることができる眼科医は貴重で、サクラの勤務病院も抜けて困っていたところ、院長の隠れた努力で何とかめどもつき一安心。Jr君もどうも産婦人科に行きそうな?
それぞれが落ち着くところに落ち着いた9巻。今回もハラハラするものの、ほっとするようなお話ばかりでした。

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