引き続き店主国岡の若かりし頃というか、第一巻の冒頭の終戦直後だった、物語が始まるまでの話がやっとつながりました。進出した東南アジア方面から東雲が引き上げたとありましたが、このへんの話では神戸高商出身の腹心の部下が出てきて、いないなーと思ったら…。戦争ですしね。
門司で油を売れなくなった国岡が諦めず販路を満州に求めたものの、そこは外資が牛耳る世界。舶来信仰と弱小石油会社の扱う油なんて…ということで、なかなか買ってもらえない。このへんは今も昔も変わらないですね。変えてもなぁというところはある…しかし、追い風ならぬ追い大寒波がやってきて、外資の油は軒並みダメ。国岡の油は改良を頑張ったこともあって、マイナス30度でも凍結しないことで、購入に結びつくという、諦めず続けてなんとかするという一念は素晴らしい。
後継者にともくしていた右腕を失い、終戦を迎え、今後の石油からみた歴史が語られていくんでしょうね。日章丸事件とかどう描かれるのか楽しみです。ちなみにその時私は生まれていませんw。
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