アイヌの歴史、グルメ、時々冒険漫画のゴールデンカムイ5巻。今回は殺人されること、というか命の末期に出るきらめきに憑りつかれた辺見が相手。その辺見ということに杉元たちは知る由もなく、ニシン漁の案内をしてもらったり、ごちそうしてもらったり。
ほんとにこの作品に出てくる脱獄囚はみんな一癖も二癖もあるというか、いろんな方向にねじがぶっ飛んだ人たちばかりですな。
アイヌの人たちの衣服は樹皮や魚の皮から作っているんですか。樹皮は全部をはいだりせず、分厚いところだけいただいて、しかも突風で全部はがれないようにするとか、ちゃんととりすぎないように、ということをわかってやっているんですね。方やニシンをとれるだけ取って、明治中頃にはほとんど絶滅させた和人とは大違いというかなんというか。
アシリパさんがアイヌの教えを都合よく解釈して、人を殺したシャチを食べるところを、「直接手を下していたのは杉元だから」という杉元の説明に納得したのは生来の食いしん坊だからか。新しいアイヌの女だから、ということで都合よく解釈してますな。
そんな一行もアシリパの父親がアイヌを殺して金塊を奪った主犯ではないか?ということを知らされて、動揺し、確かめるべく脱獄王の白石(しかし脱獄後全く役に立ってない)の手腕に期待がかかる第五巻でした。

ゴールデンカムイ 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/01/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る

- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (5件) を見る