百姓貴族
いや、これは面白い。初めに書いておくと、鋼の錬金術師の作者ですが、鋼の錬金術師の成分は0%です。それをあてにして買うと後悔します。
が、それでも買って読めばそんな公開も吹き飛ぶこと請け合い。農家の実態を赤裸々(…一部は荒川家の特殊な実態という気もしますが)に語っています。農業といえば、やはり思いだされるのは動物のお医者さんという漫画ですが、これを読んでから読むと、もう少し良い感じかと。
「若い人の手が足りない」ということで、派遣切りにあった人を7人くらい雇用したけど、三日で全員やめた…とか、どんだけ働いているんだよと。夜中の0時まで働いてそのあとやっとお風呂、ご飯、就寝とか。いや、それ死ぬから。荒川家は子だくさんだったそうですが、労働力として考えられてそんな子だくさんなんでしょうか？
私も実家がわずかながら野菜、お米を作っているのでほとんど買わないです。なので、一人暮らし始めて「え、野菜ってこんなに乱高下するの？」と驚いた口でした。牛とかの付き合い方が変わるかもですね。抱腹絶倒の農家・酪農エッセイ漫画でお気に入りの一冊になりそう。
