kkamegawaの購入記録

漫画、小説、映画や買ったものの記録をつらつらしていきます。昔は一部技術情報もありました…

最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常 1巻

この作品は小説が原作で、私が読んだのはコミカライズ版。最初は「決してマネしないでください」のような感じかと思ったら…現代に生きている方たちということもあって、より身近ですね。それでもぶっ飛んだ思考に関しては理解が追い付かないところも多々あり…。藝大生のおくさまを見て、不思議に思った作者が取材することで語られていきます。

東京藝大ということで、やっぱりブルーピリオドを思い出してしまうのですが、ブルーピリオドの主人公はじめ周りの方はまだ一回生ということもあって、かなりマイルド(?)。しかも、ブルーピリオドには音楽系の学部が出てこないけど、この作品では出てくるので、対比するとギャップがすごい(ブルーピリオド中でも音部の人を汚したら大変だから近づくなという描写はある)。藝大ではないけど、音大生を描いた有名な漫画はもちろんのだめカンタービレですが、生態としてはあまり描かれていなかったので、この作品ではそういうところも十分(?)楽しめて面白い。

逆に作品作りに没頭するような様や、作品を作るうえでの内面を掘り下げるような漫画ではない(今のところ)ので、そういう作品を期待している人にはお勧めできないかも。フィクションとノンフィクションどこまでがほんとなのか、気楽に楽しめます。