MetaFrameをはじめとしたSBC
Windowsでのサーバベースドコンピューティング(X Serverと同様にサーバの資源を使ってプログラムを動かし、クライアントには結果だけ受け取るタイプ)といえば、まずはOS標準のTerminal Serviceがあり、次がCitrixのMetaFrameということになるでしょう。ちなみに私はMetaFrameらぶです(^^;。
が、世の中にはにたような物があって、お仕事の関係上いくつか「動かない?」と言われることもあります。
資料を見る限り、普通に使う分にはやっぱりMetaFrameかなぁ...と思います。Go-Globalの2.xは標準でロードバランスがない、セッション保持機能がない、カーネルにパッチを当てる(?)関係上、MSからHotfixが公開されてもすぐに適用できない...という問題がありましたが、3.0ではパッチの問題以外は対応されるみたいです。
もちろんいい点もあって、資料によればAPIをフックしてクライアントで処理するという仕様上、Terminal Service/MetaFrameが苦手とする画像系のソフトが好く動く、クライアントパフォーマンスあげればグラフィックスが向上するという利点もあります。もっとも、こういうソフトは基本的にメモリ食いであることが多いので、SBCにする意味がどれほどあるのかやや疑問ですが。
MetaFrameはSDKを使えば相当いろんな事ができるのですが、英語で、しかもCitrixのコミュニティ内にもわずかしか情報がないと思われる(ぐぐってもほとんどでてきません...)のがつらい。ほとんどはWin32 SDKのTerminal Service APIの範囲でできるのですが、MetaFrameホストとクライアントで独自の通信しようと思って、挫折しましたorz。
Tarantellaはアプリケーション無変更で動くと言ってるんだけど、ほんとかなぁ...うーん。