マスターキートン完全版11巻
無敵超人キートン君は今月も頑張ります。
「二人の父親」。父親になったのでこういう話は前よりより一層身近に感じます。私の場合はずっと見ていたので心の準備ができましたが、突然来ると確かにびっくりする。落ちも秀逸というか、落ち着くところに落ち着いていい話です。
「名探偵再登場」。おばあちゃんの強引な推理というか、女のカンはすさまじい。連載当時はパソコン通信だったけど、今海外であればFacebookでしょうか。時代を感じさせるなぁ。Facebookならユニークネームも取れるけど、こういう謎はちょっと使いづらいか。
「ベンタヌ山の誓い」「山の裁き」。タイトルが違うけど、連作です。動機がないから、捜査線上に浮かびあがらせにくくなるというメリットがある交換殺人。ところが今回の話は交換殺人といいつつ、しっかり関連があったことで捜査の手が逆に混乱するというなかなか面白いパターン。登山家って作中のイメージがありますが、実際どうなのでしょう。いや、登りたいとは思いませんけど。
「冥府からの愛」。これまたなんというかという話。幽霊の正体見たり枯れ尾花…ではないですが、父ちゃんも苦しんだんでしょうねぇ。
来月も楽しみですというか、キートン完全版何巻まで出るのかな…。コミックスと同じ?