日露戦争後の北海道を舞台にした、史実に基づいたフィクション。
日露戦争の203高地で「不死身の杉本」と呼ばれた杉本佐一。武勲素晴らしく本来恩給で楽々生活のはずが、気に入らない上司をぶん殴ってそれもぱぁ。寡婦となった幼馴染のためにどうしてもお金がいるので、一攫千金を求めて北海道で砂金掬い。
そこで一緒になっている爺さんから、とある男がアイヌ民族の一部ががっつりためた黄金を彼らを皆殺しにして奪った後官憲に捕まったあと、隠した場所の情報を同房の囚人に入れ墨で描いたあと、一同が脱走した。
というありそうでなさそうな話を聞いた杉本だがその爺さんに殺されそうになって、がぜん真実味を帯びてきて、さらに爺さんにその入れ墨があったことから本格的に探す決心したところで、アイヌ少女アシリパと合流。彼女の父親はその殺されたアイヌだったことから一緒に入れ墨探しの旅の始まり。
当時のアイヌ民族のことをすごく調べてからかかれている、という印象です。当時の内地の人間はアイヌ民族のことを下に見ていた人が多かったんじゃないかな?と思ったら、杉本も家が結核患者を出し続けていたために、ほとんど村八分状態だったんですね。そういうことからアシリパさんに同情的という設定も非常に納得がいきますね。
脱走版の中には生きていた土方歳三も入っていたということから今後どう話が転がっていくのか、非常に楽しみ。
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二巻も楽しみです。早くKindle版出ないかな。
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