もう物理本は7巻が出るというのにKindleは6巻ですか…。そんなのはともかく、とうとう牛山と杉元ご一行が邂逅。しかも、ターゲットの刺青を背負った網走脱走犯家永が経営夫婦を殺害して乗っ取ったホテルで。
当然二人は面識がなく、杉元は牛山の柔道耳(寝技で耳を畳に擦り付けるので潰れてしまう耳。こうなってると少なくとも柔道歴はかなり長い)を見て、腕に覚えのある杉元は組んでみると殺し合いになるくらい手加減ができない相手とさっと見抜く。私もちょっとだけ柔道やったけど、組んだら分かること、確かにあるような。
もともと豪傑の牛山は杉元を気に入って、飲みにまで誘う始末。刺青人皮追ってなければそれなりに仲が良くなるか、同類並び立たずでやっぱり戦うことになったのか。家永は収監されていた時はジジィだったけど、泊まりに来た客を殺害して、医食同源しているうちにとんでもなく若々しくなってきたと。眼の前で見た白石も牛山も全く気付かないくらい変わっている。
そして家永がお互いのグループを合わせまいと繰り広げられるコントみたいな騒動。改築させまくって、迷路のようになっているホテルが救いだけど、それがかえっていざという時に脱出しづらくさせている。案の定、鉢合わせして、コント状態になる三組。杉元と牛山は雌雄を決するもお互い勝負つかず。男だろうが女だろうが御構い無しの牛山は女将(と思い込んでいる)男の家永をかばうという一途なところを見せる。なんというか本当に色んな意味で豪傑。
土方一行は別の刺青人皮を持っているならず者たちの抗争に加担。さすがに元新撰組副長と組長。老いてもその辺のゴロツキとか全く相手にならない。お互い刺青の人皮を集めているけど、最終的にどうなるんでしょうね。のっぺらぼうがアシリパの親ということで、話を聞きに行くらしいけど、脱獄王でドジっ子の白石がやっと役に立つのか?というか、そんなドジっ子でなんで脱獄王なんだと思わないでもない。
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