海賊とよばれた男
最後は駆け足みたいな感じでしたが、イランの石油が最後の山場みたいな感じだったから、これできれいな終わり方なんでしょうね。オリンピックとか高度経済成長期の話とかもあってもよさそうな感じでしたが。 イランの石油も購入できて、裁判にも勝ち、民間レ…
イギリス海軍の目をかいくぐり、イランに向かう日章丸。官庁と機関長のみが知っており、副長ですらも知らせていないという秘密行動。巨大タンカーには不向きな海路を抜け、イランの大歓迎を受けつつ、タンカーに積載。 搭載まではうまくいったものの、今度は…
イランの石油を買うと決断した国岡。当時日本は独立したばかりでまだほかの国と自由に行き来できる状況ではなく、ましてやセブンシスターズ相手に一瞬も油断はできない隠密行動。しかし当時の情報流通だとこんな感じなんですかね。もう今ならあらゆる情報が…
講和条約が結ばれ、貿易もかなり自由になり、日章丸二世という世界最大級のタンカーを手に入れて、これでやっと自由に商売ができるかと思ったらそうでもない。 日章丸二世の艦長の選定は国岡自身が行ったシーンがあり、はっきりと明かされなかったけど、たぶ…
石油メジャーとの競争激化、ですね。メジャーはGHQと組んで、ではないかもしれないけど、あらゆる手で国岡商店に間接的な圧力というか、商売しづらいようにしかけるものの、なんとか乗り切っている感じです。 店主国岡のがんばりと魅力とあきらめない姿勢が…
引き続き店主国岡の若かりし頃というか、第一巻の冒頭の終戦直後だった、物語が始まるまでの話がやっとつながりました。進出した東南アジア方面から東雲が引き上げたとありましたが、このへんの話では神戸高商出身の腹心の部下が出てきて、いないなーと思っ…