三月のライオンのスピンオフ作品で、三月のライオンの作中では16世名人であり、将棋連盟会長の神宮司氏の若かりし頃の話、だそうです。作は職業・殺し屋の西川先生。実は買うとき気づいてなかった(^^;。最初のプロローグのところだけは意図的に(?)羽海野先生の作画に似せていたのか、本編に入ってから「あ、西川先生」とわかる絵に戻りましたが。
ちょうど私が生まれた頃(年が…)に神宮司会長がブイブイ言わせていた時代で、一度昭和の大名人(まだ出てきてない)に敗れてボロボロになったところから復活を果たす頃の話。10人しかいないA級棋士といえばいい暮らしできそうなものなのに、安アパートの一室ですべてをかけて将棋に取り組む様は西川先生の絵柄と相まっていい感じで狂気が出ています。
隣のシングルマザー(当時だと大変だったんだろうなぁ)と娘さんとの交流も深めつつ、昭和40年代に流行ったものの解説(ポンタンアメ、三ツ矢サイダーetc..)も入れつつ、しっかりと将棋の話しています。
どん底に落とされた者同士が戦い、最後は相手の持病のせいで不戦勝になってしまうけど、当時は対局中のおしゃべり、心理戦とかあたりまえだったようで。wikipediaにもそんなことが書かれています。
時代といえばそこまででしょうけど、こういうところも楽しみに2巻を待ちたいですね。
3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代 1 (ジェッツコミックス)
- 作者: 西川秀明,羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/09/26
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