どんな世界であれ、効率よく成長するには優れた教師というものが欠かせないですね。一回戦は師匠のザファルのさらに師匠との争い、そして今度は独学で自身の才能のみで成長するだけでは限界があるということをわからせてくれます。
ムタンガは油断もせず、慎重に仕留めるには過去に父親の死をかけた教訓があったからだけど、技術的に導いてくれる人がいなかったせいか、自分の長所のみで戦い、短所とはいえないまでも、必要がなかった接近戦は全く訓練していなかったムタンガ。そして、拳闘士としては致命的な癖があったせいで、セスタスに突かれてしまう。
とはいえ、セスタスも楽勝とはいかず、相手は手打ちでもセスタスを脅かすくらいの強打で仕掛けるので、なかなか難しい。それでも最後はザファルの建てた作戦を完璧に遂行できたセスタスの勝利。身長差がある相手に対して延髄の部分を打ちおろすあんな方法があったのかというか、あそこまで屈むかな?

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