kkamegawaの購入記録

漫画、小説、映画や買ったものの記録をつらつらしていきます。昔は一部技術情報もありました…

フラジャイル 病理医岸京一郎の所見 6巻

高柴先生編、本当に終了。もともと高柴先生が放射線科を定年間際に追われたのは若い医師と技師が意見が合わず、若い医師がコンサルタントと結託して、追い出そうとしたものの、コンサルタントには放射線診断から撤退するという遠大な目標があり、逆に映像診断を気軽にやられるようになってしまい、尋常じゃない…それこそ、高柴先生の若い時代に見た地獄をもう一度となってしまう。

そしてコンサル久保田の思惑通り、放射線診断が致命的なやってはならない診断ミス。人間だからミスはあるものの、内蔵にできた穿孔を見落とすという、あってはならない初歩的なミス。コンサル久保田はこれを機会に画像診断から撤退、高柴先生の診断クリニックに外注に出すというおいおいみたいな経営改革を提案。

病院は儲からない映像診断から撤退&中間搾取で儲け、高柴先生は数千万の実入りをゲットという若い医師が一人で損した感じですね。

幕間の話は病理医のなり手のなさを描いた話。若乱会で毎年ゼミ生を相手に病理医体験セミナーみたいなものをやるものの、20年近くやって、なるといった人はただの一人もいない。確かに多かれ少なかれ、医者になるような人は患者を治すことをモチベーションにしている人もいるだろうから、患者を相手にしない病理医になりたがらないのも無理はない?

今病理医最前線で頑張っている人たちもだんだん年食って、岸先生が若い方、さらには奇跡の転科をした宮崎先生の話を聞けば少しは違うのかと慣れない学生相手に講演。すると一番病理医にならなさそうだった学生が「病理医になります!」と。患者を治すことをどうしてもモチベーションにできなかったけど、医者相手に関係を築く、という宮崎と、岸の丁寧なお礼と諭された言葉に思いいるところがあったんでしょうかね。

そんな彼女もしばらく岸先生のところで実習するとのことだけど、持ち込まれた患者は岸先生が3年前に「不明。観察を要す」とサインした厄介そうな患者。さて、どうなるんでしょうか?

フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(6) (アフタヌーンコミックス)

フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(6) (アフタヌーンコミックス)

フラジャイル(6) (アフタヌーンKC)

フラジャイル(6) (アフタヌーンKC)

銀河英雄伝説 2巻

2巻はほとんど外伝の「白銀の谷」ですね。これはいきなり出世する(といっても3巻では少しジャンプしますが)よりも、幼年学校出て、ちゃんと勲功を挙げたことがわかるうえでいい話の組み方だと思います。黄金の翼もやるかな?

希望をもって前線に出たものの、希望の最前線とは程遠い、資源衛星カプチュランカ。貴重な鉱物を渡してなるかと宇宙には違いないものの、地上の上で低レベルのにらみ合いしている同盟と帝国。不満ではあるものの、与えられた偵察任務はしっかりやろうとするラインハルトとキルヒアイス。しかしベーネミュンテ侯爵夫人のながーい手が差し掛かり、危うく命を落とすところ。

何とか生還して、姉にあったついでに執事として仕えていたコルヴィッツ子爵に護衛を任せるというところとか確か原作はもうちょっとマイルドだったような。でもこれはこれでいい感じです。

さて同盟側はヤンとユリアンの初めての出会い。原作時代はちょっとあれだった描写も今風に少し直されてますね。掃除機もルンバ(もどき?)だし。猫元帥という新しいキャラ(?)も追加されて、話がどう転がっていくんでしょうか。

藤崎先生の衣装…特に帝国はちょっとこれ過剰すぎるんじゃないかなあと思うことはあるものの、ラインハルトが相手をにらみつけるときの目力のシーンはとてもよくあっていると思います。

銀河英雄伝説 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

銀河英雄伝説 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 1

銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 1

銀河英雄伝説 2 (ヤングジャンプコミックス)

銀河英雄伝説 2 (ヤングジャンプコミックス)

HUNTER x HUNTER 33巻

お久しぶりのハンター。この巻から主役がゴンからジンに移行する感じですね。ドラゴンボールでもイマイチうまくいったとはいいがたかった主人公の交代…といってもこちらは子から親に、という感じですがうまくいくんでしょうかね。

さて、主人公を引き継いだジンはかねてから自分が楽しみにしていた暗黒大陸への渡航がネテロの息子を名乗る男にかっさらわれて面白くない。ついふらふらとパリストンのところに赴き、自分をNo2にするかわりにみんなに金を払う、いうことも聞かなくてもいい、でもNo2にして、まぜろと無茶を言う。

パリストンは彼の思惑があり、同じタイプのジンがいると面白くない。そして暗黒大陸は非常に危険なところ、あれだけ苦労したキメラアントがかわいく思えるくらいの訳債レベルでV5は希望者がいても応対しない、という方針。

しかしそれは表向きの話。裏としてはカキンのV5加盟を認めるかわりに見つけたものの権利はカキンを除くV5で分配。渡航を認めると。新しく十二支んに加わった頭脳チームのクラピカによると裏切り者がいると。ただ、これは前会長ネテロへの裏切りではない、単に順番の問題でそれを見つけるのがクラピカの能力。使い勝手いいけど、万能じゃない。

クラピカはクラピカで最後の仲間の目を取り戻すためにカキンの王子に近づく算段を始めるが、クラピカがマフィアの娘から取り返した目ってコルトピが作った複製じゃなかったっけ?コルトピが能力解除したらどうするんだろう。

さらにはカキンの王子たちも一癖どころか100癖くらいありそうな面々で、呉越同舟よろしく同じ船に乗って、最後の一人になるまで殺しあうですマッチ。クラピカは人気の王子に近づくつもりが最も縁遠そうな王子(というより赤子)のガード。このずれた思惑は吉と出るか凶と出るか…暗黒大陸はどんな感じなんでしょうね。

次も早く出ないかな

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

HUNTER×HUNTER モノクロ版 33 (ジャンプコミックスDIGITAL)

HUNTER×HUNTER モノクロ版 33 (ジャンプコミックスDIGITAL)

暗殺教室 20巻

長かったような短かったような暗殺を通してころせんせーと学んだ一年もこれで終わり。しかし、松井先生も書かれているように、20巻の終わりというか、区切りがよくなかったような。いや、ある面では確かにこれでいいけど、このあと、卒業して終わりではなく、それぞれの進路がうまくいって初めて学んだ成果が出たということですし。

二代目死神を極限までチューニングし、採算度外視で柳沢も自らの重要器官に触手を埋めて二人でころせんせーを追い詰める。どんなに正面戦闘を避けた殺し屋でもどうしてもやらなくてはならないとき、それは今、ということでE組に最後の授業。

E組の…もっと言えばカエデの助力もむなしく、目の前でやられ、怒髪天を衝くころせんせー、しかしかつてあぐりにやってしまった過ちを二度と繰り返さない、という誓いから、細胞レベルですべて修復。いやいや、人間超えてるから…って人間じゃないか。

カエデも無事に生還してめでたしめでたしと思いきや、ころせんせーはもう立ち上がることもできない状態で、最後にE組の手にかかることを望む。みんなで押さえつけて、最後は渚がとどめ。

最後の21巻ではそれぞれどんなエピローグになるんでしょうかね。

暗殺教室 20 (ジャンプコミックス)

暗殺教室 20 (ジャンプコミックス)

暗殺教室 20 (ジャンプコミックスDIGITAL)

暗殺教室 20 (ジャンプコミックスDIGITAL)

背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~5巻

つっちーとわたりんの二回目の挑戦は一回戦突破という結果を残し、まずまずの目標通り。しかし、先輩たち…とくに土井垣先輩とかはラテン含めてやりきって、ついでに優勝までしてしまうくらいの無双ぶり(チャンピオンが不在だったこともあるけど)。

とにかく踊りきる体力がないということで、一週間の楽しい地獄の合宿が始まると。定番ですね。そしてやはり少年誌で戦いとくれば、必殺技しかない。同級生のライバルをビシバシ打ち倒す必殺技…なわけなくて、オリジナルのステップということ。

そして基本的には先輩たちはノータッチ。自分たちで考えて、仕上げは手伝うよと。あらーと思ったら、すでに土井垣たちが卒業した後のことを見越して、ということだったんですね。確かに普通の先生ではこんなもの指導できるわけもないし、さりとてつっちーわたりんが辞めるとも思えない。そしてやめるといえば、土井垣のパートナー、リオ先輩も卒業と同時に本格的なプロを目指す競技はやめると。

競技ダンスはパートナーがいるわけでその辺がずれると成績も伸びない。つっちーひらりんはゆるゆると見た目通りに成長しているようで、必殺技を引っ提げて次の大海に望むわけだけど、さてどうなることやら。

今回は連載中にあった番外編も二つ収録。宮大工君の空気の読まなさというか、相手が勘違いしそうなことを真顔で言う番外編は非常に面白い。ターニャとひらりんが最初に言葉を交わしたときのターニャの心情も微笑ましくていいですね。次も楽しみです。

背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 5 (ジャンプコミックス)

背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 5 (ジャンプコミックス)

ドリフターズ 5巻

アニメ化も決まって絶好調なドリフターズ。

www.nbcuni.co.jp

いよいよ黒王がゴブリン、コボルト、オーガなどを軍として編成して、人間が住まうオルテに侵攻開始。黒王は人間を悉く丁寧に、徹底的にすりつぶす気まんまん。しかもこれが世界に対する救世だと定義している。そして自身は救世主のプロだと。無限に物資を生み出せ、すべての傷を直し、活性化させ、あらゆる物質変化をやる人間で今際の際がひどかった人といえば…まさか?

対する人間はなんとかグ=ビンネン通商ギルド連合や周辺国との休戦協定を結び、内憂となる有力将軍もあっという間にだまし討して、実験を握ってしまった豊久一党。黒王はオルテの方に敗残の民衆が集まるように誘導して、オルテで一気に片を付ける方針なので撃ち漏らしにあまり気にしていない模様。掃き掃除のようにちりとりに集めてポイという感じ。

グ=ビンネン通商ギルド連合の方では山口多聞提督と菅野直が合流。空母(動かないけど)と航空機(まともな機体はないけど)が揃えば二航戦の成立。「飛べる」だけでアドバンテージが有るこの世界で彼らはどんな活躍になるんでしょうかね。陸戦装備も若干ながらあるようですが。

人間・ドワーフ・エルフ以外の亜人を統合して、貨幣経済を起こし、人間を掃討する黒王。方や、一度受けた恨みは決して忘れることがないとあくまでも部族単位に編成して対抗しようとする信長。相手も惟任光秀、義経など豪華なメンツ。オルテ首都は京のようで防衛に全く向かないということで、多少前進して決戦の地を選ぶがそこは豊久には縁がある土地のようで…?

そもそもエルフが開拓予定の土地にもなにやら不穏な墓碑銘?が。この世界、どうなっているんでしょう。次も早く出ないかなー。

ドリフターズ  5巻 (ヤングキングコミックス)

ドリフターズ 5巻 (ヤングキングコミックス)

ドリフターズ 5巻 アニメDVD付特装版 (コミック(YKコミックス))

ドリフターズ 5巻 アニメDVD付特装版 (コミック(YKコミックス))

ドリフターズ(5) (ヤングキングコミックス)

ドリフターズ(5) (ヤングキングコミックス)

ワールドトリガー 15巻

ガロプラ侵攻も佳境。ガロプラの侵攻はひっそりとランク戦の裏で行われていて、市民をはじめボーダーのB/C級の面々にすら知らされないようにひっそりと退治される…予定。

しかしボーダーには「見た対象の」未来が予知できる迅がいるとガロプラはかわいそうというしかない。とりあえず最初に迅があたり、相手を「見て」しまうことで、相手の未来が予知できて、ことごとく先手を打たれるガロプラ。

そして、そんなガロプラと合流してアフトクラトルに帰ろうとしているヒュース。しかしアフトクラトル側はヒュースに帰ってきてほしくないので、ガロプラには「ヒュースは連れ帰る必要なし、どうしてもというなら殺せ」という命令が。そんなことは知ってか知らずか、ヒュース、ガロプラ、ボーダー陣営の思惑が交差している中、お子様陽太郎が迅の余地の中から確率の低いものを選んでしまい、ジョーカー的な動きになるのか、とんでもない未来を選ぶのか。

数は多くないが人間の連携と臨機応変さを生かして押し返したと思われるボーダーだけど、突然現れた人間が捜査しているとしか思えないようなトリオン兵に苦戦する面々。しかし迅の予知で「もうあとちょっとで終わる」ということで玉狛第一の採算度外視のトリガーが発動、戦局を一気に有利に持っていくが、さて予知の通りに行くかな?

ということでガロプラ進行も大詰め。この侵攻がターニングポイントになる人も、過去のやられた経験を生かして相手を倒すもあり、うまく成長している姿を描いているなーという感じでした。

ワールドトリガー 15 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ワールドトリガー 15 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ワールドトリガー 15 (ジャンプコミックス)

ワールドトリガー 15 (ジャンプコミックス)